依存症の体質

 今夜の高速バスで東京へ向かう。深夜の高速バスに乗ることの楽しみは、デパスを飲んで、薬が効いてくるまで本を読んでダラダラ過ごすこと。(薬のおかげで)兎にも角にもぐっすり眠れること。目が覚めた後もしばらくだるくて眠いことも割と気に入っている。
 あまり認めたくはないのだが、私は薬の作用をありがたがっている面がある。酒も、味が好きということに加えて、酔った時の感覚を大変好ましく思っている。酒を飲むのは好きだが、好きの理由には「酔った時の感覚が好き」という側面が多分に含まれている。
 薬物の作用自体を好むというのは、依存症への入口だと聞いたことがあるが、凄くよくわかる。制限しないと限りなく飲酒も睡眠導入剤も使いそうだもんな自分*1。なので、どちらも制限している。制限している分薬効が速く、ちゃんと効くのも大変嬉しい。

*1:日本で最も多いのは抗不安薬・アルコール依存らしい。