私よ、これがモータリゼーションだ

 仕事で“世界一の自動車会社”の御膝元へ。今回の仕事先は最寄駅から3km離れた場所にあった。事前の調査では最寄駅からコミュニティバスが出ているようだったので、それに乗るつもりだった。一日に8本しか運行しておらず、これを乗り逃がすと遅刻確定。
 で、バス停を間違えて(御約束のように)乗り逃がす。
 集合時刻までまだ1時間ほどあったので、現地まで歩いてみる。しかし途中から道がわからなくなってギブアップ。タクシーを呼ぶと、30分待ちとのこと。うーむ……。私が間違えた路線のコミュニティバスは今月末で廃止の張り紙がしてあったし、皆車を持っていることが前提の土地柄なんだろうなあ。今までにこの市のあちこちに行ったけど、どこも駅前よりも幹線通り沿いが栄えているし。自動制御プレーキつきの車が大々的に売られるようになってきているのは、高齢者が安全に車を使えるようにするためなのだろうと思っている。車を持っていない人、運転できない人がこの土地で生きていくのは相当厳しいだろうから。しかしいつまでも車が運転できるわけではないしなあ。この辺の土地は、30年後の都市設計をどんな風に考えているのかと思う。
 そして“世界一の自動車会社”の御膝元に来た時は、「『タクシーは、捕まえられる時にその場で確実に捕まえる』を原則とすべし」と肝に銘じるわたくし。中古レコードと一緒ですな。