基準がわからない

 とある調べ物があり、この分野で仕事をしている高校の同級生と電話。用件が済んだ後、近況報告など少し。友人は福岡に親戚がいるのだそうで、「何だか従弟と話している時のようだった」と言われる。私の話し言葉が福岡の言葉になっていて、特にイントネーションや語尾が関東圏のそれではなくなっているとのこと。言葉は自分でももう自覚できないレベルで福岡の流儀に慣れてしまっているとは思う。もう福岡を離れない限りこれは修正不可能だろう。
 一方で、関東圏の話し方を見ると物凄く郷愁を覚える感覚もある。「5時に夢中! サタデー」に出てくる玉袋筋太郎宇多丸さんの話し方を聞くと懐かしくて仕方ない。玉さんの話す内容は昭和の不快なオヤジのようだと思うことも度々あるのだけど、嫌悪感が先に立たないのは多分話し方が好きだからなんだよなあ。