異汗性湿疹

 職場(高齢者施設)の仕事上、手を洗う機会が多いせいで、ここ5年くらいずっと手荒れに悩まされてきた。まあ冬の間だけのことだしと思っていたら、今夏は右手の親指と人差し指にまで湿疹が広がった。湿度の高い夏は手荒れが軽快する時期なのに、荒れっ放し。痒い水泡ができて、掻いても放っておいても潰れて薄い膜が張る。その膜が剥がれるか剥がれないかのうちにまた新しい水泡ができて潰れる。水泡→薄い膜の無限スパイラル。しかも皮膚が傷つきやすくなっているので、財布に指を突っ込むだけでも皮が剥がれて痛んだりする有様。大概不快さに耐えかねたのと、夏でこの案配では冬には地獄を見ること必至なので、病院に行ってきた。
 不快指数は高いが、病状としては大したことはないから、医師からはテンション低い扱いを受けるだろうな、と思っていたが*1。「異汗性湿疹。汗腺が塞がって水泡ができるのよ。薬出しておくから」と言われて終了。ついでに手のひらの方の荒れも何とかしてくれと言ったら「同じ薬を塗っとけばいいから」と実にあっさり。出された薬はステロイドと非ステロイドの合剤だそうで、「完治するまで塗り続けるのがコツ」と言われる。抗生物質使う時とコツは一緒かあ、と思ったりなんだり。
 wikipediaでも調べてみた。

汗疱状湿疹
汗疱状湿疹(かんぽうじょうしっしん)とは、手掌・足底に痒みを伴う小水疱が出現する湿疹性の皮膚疾患。異汗性湿疹(いかんせいしっしん)とも言われる。また、汗疱(かんぽう)と略すことがある。(後略)
(wikipedia・汗疱状湿疹の項)

 予防として「高温多湿をできるだけ避けるようにする」とあったが、この猛暑にそんなことできるわけない。あと、薄い膜は剥いては駄目らしい。この膜は一部剥けかけながら張るので、剥きたい誘惑と戦うのが大変なのだが、剥くと症状が増悪するんだそうな。まあ、感染症の心配も増えるだろうしなあ。
 早く治るといいな。

*1:医師は自分の関心が高い疾患患者が来た時とそうでない時のテンションが違い過ぎる人が結構いる……と思う。