異国料理屋のBGM

 辛さでちょっとワケがわからなくなりながら必死にカレーを食べていると、BGMに何だか聞き覚えがあるような気がした。よく聴くと、NIRVANAの「Smells like teen spirit」だった。レゲエのリズムでアレンジされているし、女性ボーカルだし、英語じゃないっぽいしですぐわからなかったよ。カート・コバーンもこんな使い方をされるとは思わなかっただろうて。と妙にしみじみしていると、次にかかったのはやはりレゲエのリズムでアレンジされたMassive Attackの「Teardrop」だった。この曲、こんな風に消費されるほど人口に膾炙していたとは思わなかったなあ。これまたしみじみする。

Smells Like Teen Spirit

Smells Like Teen Spirit

ティアドロップ

ティアドロップ

 今行っているジムも80-90年代のヒット曲をアレンジしたのが延々かかっているんだけど、どうしてオリジナルをかけないのか物凄く謎。BGMの統一感がなくなるから? それともオリジナルを使うよりもこちらの方が使用料が安く済むんだろうか?
 異国料理屋で流れるBGMは現地の歌にして欲しい。その方が面白いし、店の雰囲気も出ると思うんだけど、音源の入手が難しいんだろうか。バリエーションを増やすのは大変だろうし、毎回同じBGMではスタッフが辛いのだろうし*1。以前台湾料理の店に行った時、Blurの「Boys&Girls」中国語カバー版がかかっていたのを思い出した。爆笑したけど、あれはあれで盛り上がって良かった。
Girls and Boys (Pet Shop Boys 12'' Remix;2012 Remastered Version)

Girls and Boys (Pet Shop Boys 12'' Remix;2012 Remastered Version)

*1:以前美容院でかかっていたBGMがフレンチポップスの次にテクノとか、何か無茶な流れだったので、どういう選曲になっているのか訊いたら「スタッフが自分の好きな曲を持ち寄ってBGMにしている。オサレBGMばかりだと飽きてしまって辛くなるから」という返事を貰ったことがある。それはそれで至極納得のいく返事だった。