西原理恵子の人生画力対決2

　コミックを借りる時はスト―リー物をまとめて借りるようにしているのだけど、上限10冊に満たなくて残り1、2冊分余った時はこのシリーズを借りる。
　画力対決そのものよりも、作家の絵柄と作品に関するサイバラの評価が突飛かつ的確で爆笑してしまう。とがしやすたかの絵は「ひじきをちらばせたよう」、こばやしまことのキャラクターは「皆ライオネルリッチ―顔」……。一番笑ったのは、山岸良子の絵に関する「朝方酔いつぶれたオカマをひっくり返したよう」という評価だった。鼻水噴いた。そして、お母さん(淑子さん）が老年期うつに悩まされていたと知る。高齢者のアニマルセラピーには猫がいいか。確かにあまり動けない人には犬より猫だろうなあ。屋内に連れてきても違和感ない動物だし、怖い思いをしたことがある人も少ないだろうし。

西原理恵子の人生画力対決 2 (コミックス単行本)