スピッツのDVD「とげまる20102011」を見る

 毎回中古屋でスピッツの初回限定盤を見かける度に買おうか買うまいか葛藤して数分立ち尽くすので、もうこれ以上葛藤の種を増やしたくなくて、今回は初回限定盤を予約して買った。
 アリーナやスタジアムで行われるようなライヴに行ったことが片手で数えるくらいしかないので、セットがちゃんとあって、曲ごとにバックの映像が変わって、曲の展開によって照明が変化する様子が実に物珍しい。演奏の達者さ、客が同じ振り付けで踊っているのも壮観。あとはマサムネの首と田村さんの顔に寄る年波を感じつつ。

とげまる20102011(初回限定盤) [DVD]

とげまる20102011(初回限定盤) [DVD]

 2枚目は後日見る予定。今見ているのは1枚目だが、やはり私は1つのライヴを最初から最後まで収録しているタイプのライヴ音源が好きだなあ。セットリストの構成を客と同じ立場で楽しめるのがいい。

こういうのをツンデレというんだろうか

 ところで、DVDを見ていて、イントロと歌詞の歌い出しくらいのところまで出れば曲のタイトルをソラで同定できることに気が付いた。やだ、自分てばスピッツ物凄く好きな人みたいじゃん。
 スピッツ、何だかのめりこめないというか、好きなのかと自問すれば「いや、そこまでない」と首を傾げて答える感じ。しかしアルバムはほぼ全タイトル揃えているし、毎回初回限定盤買うか悩んでるし、田端先輩に「耳が腐るほどスピッツを聴いている」と揶揄されたりしてるし。行為だけ見ればどう見てもファンの振る舞いなんだが、この「好き!」と即答できない感じは一体何なんだろう。