How to Take a Japanese Bath

 会長(仕事の大先輩)の強い要望により、シャガール美術館へ。私自身はシャガールがどうでも良かったのと、道中のタクシー運ちゃんによる「大したことないですよ」の一言で美術館に入館する意欲はきれいさっぱり無くなり、ミュージアムショップをうろうろ。本格的(割らないとお金を取り出せないタイプ)な豚の貯金箱を見つけて大興奮。しかし高くて買えない。
 そして、何気なく手に取った「How to Take a Japanese Bath」という冊子を見てたら、丸尾末広が挿絵を描いているのに気づき、興奮してうろうろする。こんなところでこんな仕事をしていたとは!

How to Take a Japanese Bath (Zzz)

How to Take a Japanese Bath (Zzz)

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 帰宅してから偽兄に報告したところ物凄く反応が薄かったので、一応「丸尾末広知ってますよね?」と確認すると、物凄く不機嫌な声で「知ってるに決まってるじゃん!」と返答される。丸尾はエキゾチシズム(と、恐らくはエログロぶり)が受けて、海外で大変な人気なんだそうだ。そういえば、この本をamazonで調べた時も丸尾の著作は翻訳版が随分出ていた。偽兄にしてみれば、私の興奮は今更だったらしい。
 ところで、この本の挿絵は全く何てことはない入浴手順の説明図なのだが、如何せん丸尾ワールドに散々やられてきた身としては、湯気が異世界の瘴気に見えたり、モデルの青年が頭を洗うシャボンが体液に見えたり、次のページを開いたらあらぬ方向を見やった青年が泡吹いて卒倒してんじゃないかしらとか、腹かっさばかれたりしてるんじゃないかしらとか、無闇に身構えてしまって全然穏やかに読めないので勘弁して欲しい。

*1:私は1000円でこの本を買ったが、amazonで見るとプレミア(?)がついて2-6倍の値段がついていた。amazonだから何でも安いわけではないのですね。