漫画を読める幸せ

 というわけで、家にこもって先日借りてきた漫画を読んでいた。ここ半年くらいの間に近所のGEOは蔵書量が拡大し嬉しい限り。1つの作品をまとめ借りして一気に読み切るのも楽しいが、いくつかの作品を数巻ずつ借りて読むとゆっくり時間をかけて読めるので「まだこんなに読める本が残ってる」というお得感と幸福感が味わえる。
 色々借りてきたけど、特に印象に残った2作品について以下に書く。

のりりん1-2巻

 非日常が日常を侵食していく不安や漠然とした恐怖、繊細さといった私の好きな鬼頭風味は今のところ薄め。しかし自転車乗りの作者が語る自転車の魅力に読み入る。私も自転車には乗るけれど、速さを追求していくロードレースの世界と価値観には馴染めないままでいるので、なるほど、と頷いたり何だり。そして自分にとって自転車の楽しみとは何かと振り返って考えてみたりする。
 しかし「ぼくらの」は無くて、こちらを置いている近所のGEOの不思議。

のりりん(1) (イブニングKC)

のりりん(1) (イブニングKC)

ぼくらの 11 (IKKI COMIX)

ぼくらの 11 (IKKI COMIX)

オールラウンダー廻1-2巻

 二人の主人公の少年時代の話が切ない。地方都市の閉塞感が何とも身にしみる。

オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)

オールラウンダー廻(1) (イブニングKC)