最早、帰れない 6:41

 1分を争う朝の通勤時間、慌てて飛び乗ったバスの車内で、履いていたスニーカーのつま先部分が靴底と分離しかけていることに気がつく。足の指、見えかけてますがな。
 気づかなかったことにショックを受けたり、誰にも見つからず恙無く今日一日が終わりますようにと内心祈ったり、いきなり心穏やかならぬ朝のはじまり。