ライヴで脱ぐ人々と、どんどん考える私

 ハイクでライヴ中に脱ぐ人々を取り上げたことやそのことに関連した投稿を見たことで、ライヴで脱ぐ人たちのことを少し考えた。脱ぐ人々って、どうして脱ぐんだろうね? 脱ぐ背後にある感情が、私にはどうも理解できない。
 パフォーマーが全裸になったのを観たのが2回あるけど、どちらも脱ぐ理由がわからなかった。暑くて脱ぐならわかるんだけど、そんな感じでもなかったし、客を不快にしたくてする行為なら、脱衣はありふれていてつまらないと思う*1。それとも、脱ぐと気合が入るんだろうか。
 感極まって思わず脱いじゃった、というのは在り得るんだろうか? 感極まった時、叫ぶ、跳ねる、ギターを叩きつける、ドラムセットに飛び込んで演奏を台無しにする、この辺の行為に到るのは物凄く共感できる。上記の行為は、気持ちの高ぶりを一瞬で発散できるから。でも、感極まった結果として脱衣が生じるのかよくわからない。というか起きないような気がする。だって脱衣は一瞬ではできないから。感極まって目も眩むような時に、ベルト外して、ズボンの前ボタン開いて、靴脱いでズボン下ろして……って、物凄くもどかしい。私だったらとてもやってらんない。頑張ったらズボンの前ボタン開けるところくらいまではできるかもしれないが、それ以上はもうたまらなくなって、ズボンの前開けたままダイヴしてると思う。それとも、脱ぐ人たちは脱ぐことを予め考えて、脱ぎやすい服でライヴに臨んでるんだろうか。ジャージと緩めのトランクス、靴は履かないとか。上着はダブダブの被り物か、スナップボタンみたいので留める前開きのシャツなら脱ぎやすいかなあ。
 ……と、脱ぎやすい服について色々考える自分に気がついて、思わずニヤニヤ苦笑いする昼下がり。傍から見れば空笑いしているように見えたことだろう。怖いよ。

レオニス スナップアソート (8mm×5組/10mm×4組/12mm×3組)

レオニス スナップアソート (8mm×5組/10mm×4組/12mm×3組)

*1:気が利いてると思った最近の不快な行為は、食紅入れた水でドロドロに溶いた新聞紙をバケツでステージ上から撒いたというもの。どうせ不快にさせるならこのぐらいやろうよ、と思う。