耳鼻科へ

 朝イチで近所の耳鼻科へ行く。診療開始は9時からだが、確か診察順の受付開始は8時半からだったと思ったので早めに出ると、甘かった。診察順の受付開始は7時半からだった。……評判の良い医院なのだが、それにしても。
 コンサートに行ったことと、耳の詰まり・痛みの話をすると、診察の後で聴力検査に回される。古い医院で、診察室とネブライザーしかないと思っていたのだが、ちゃんとレントゲン室もあるし手術室もあるし、防音室のある聴力検査室もあった。裏にこんな装備が隠されていたとは思わなんだ。さすが昔は入院施設まで備えていただけある。
 大学病院で受けた時と同様に耳から・耳の後ろの骨から聴く検査を受け、鼓膜の張り具合も調べてもらうが全て異常なし。「大きい音を聴いたので、神経が疲れたんでしょう。ビタミン剤出しとくから一週間飲んで様子を見なさい」で終了。ほ。診察してくれたおじいちゃん先生(多分院長)が、聴力検査の結果と私の耳鳴りの周波域*1を示して、私の耳鳴りの音は音響難聴で障害されやすい領域の音であること、音響難聴で障害される領域の聴力が少し落ちていることを教えてくれる。おじいちゃん先生は、あんまり大きい音を聞いたら良くないよと言った後で「でもアレでしょ、コンサートはやっぱりスピーカーの前で聞かないと駄目なんでしょ? フッフッフッフ」と笑った。いや、そういうわけでもないんですが、如何せん爆音レベルが予想外だったと言いますか、脳漿が揺れると感じるほどの音量だったもので……。とか言うと説明が面倒臭いので私も笑って終了。眼は見えなくなったら気がつくけど、耳は聞き取りにくくなっても気づきにくく、知らず知らずのうちに生活に支障を来たすパターンが多いと言われるので大事にしなければ。
 しかし、古い手術室の床は学校のトイレ似のタイル張りだし*2、診察室では子供が「いだー、いだいー、いやいやいやマ゛マ゛ーッ!」って泣き叫んでいるし、相変わらず耳鼻科怖い。

*1:聴力検査の際、「耳鳴りはどんな音がしますか?」と訊かれ、耳鳴りで聞こえる音を特定された。

*2:やっぱり血を洗い流しやすいようにタイル張りなんだろうか? 手術室を見たこと自体が初めてなのでよくわからない。