SOYER(ソイヤー)


 「大豆素材から作った焼き菓子をチョコでコーティングしており、一箱あたりタンパク質が2.6g含まれている」というのが売り文句の菓子。写真はビター味の方。
 味は麦チョコみたいで悪くないし、タンパク質が多くて、カロリーも155kcalとこの手の菓子にしては低め*1。ヘルシー路線で売りたい菓子なんだろうと思っていたのだが、パッケージではそのような強調はほとんどされていない。代わりに、目に付くのは妙なおっさんくささ。

裏パッケージ。内臓型脂肪の腹を持った男性が娘に腹の写真を撮られたというエピソードを、KY的な略語を用いて提示。

蓋を開ければHPを減らされるような駄洒落。下部に「ソコにもっとダイズな話があるよ」と書いてあるが、底には目多保(メタボ)課長とか出てくるサラリーマン小説みたいのが書いてあり、更にHPを削られる仕組み。
 パッケージのいたるところにおっさん主人公のショートストーリーと駄洒落が散りばめられていて、全部見るとぐったりする。中身である菓子はともかく、何を考えてこんな加齢臭くさいパッケージにしたんだろう。肥満が気になる成人男性をターゲットに意識してこのような意匠にしたのなら、もっとヘルシーさを前面に出せばいいのにそれはないしなあ。売り方の意図が何だかよくわからない。そしてオヤジギャグと呼ばれる駄洒落の威力を久しぶりに痛感。

*1:チョコレート菓子の場合、一箱あたり大体250〜450kcalのものが多い。