だまされないで! これは敵の罠よ!
さて、花粉症シーズンもたけなわ。外出時はマスクと帽子、なるべく表面がつるつるの服を着て、帰宅すればすぐに風呂。極力花粉が付かないように気をつけているのだが、それでもやっぱり目はかゆい。眼球に傷がつくからこすってはいけないのだが、それにしてもかゆい。異物が入った時のように、目にコロコロした異物感がありかゆい。睫毛を引っ張ってかゆみを堪えていたら、いつの間にか大分睫毛が抜けてしまった。あーかゆい。眼球を取り出して濯ぐことができたら気持ちいいだろうなー。
しかし、このかゆみも異物感も、自分に合った目薬を差せば一瞬で消えることを私は知っている。「あの苦しみは何だったの?」と自問したくなるくらい、ホント急速になくなるのです。そのことがわかっているので、かゆくても何だかイマイチ現実感がなく、一種の幻のような気がしている。
そんな風に思っていたら、かゆいなーと思う度に「そのかゆみは敵が見せてる幻覚よ!」とか「こすっては駄目! 敵の思うつぼよ!」というセリフが浮かんでくるようになってしまった。しかも、最近は脳内のサイボーグ003(フランソワーズ)がこのセリフを言っている。何だかね。大体敵って誰。脳内003に一人ツッコんだり睫毛を抜いたりしてかゆみを堪える今日この頃、あと二週間くらいの辛抱かな。
- 作者: 石ノ森章太郎
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 1994/07/01
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