暗闇に目が慣れるように

 ある程度経たないと(回数を重ねないと)わからないものというものは間違いなくある。データの読み方、着物の良し悪し、お酒……。私の場合はプロレスがそうだった。最初はどの試合を見ても「大の男がくんずほぐれつしてる」としか見えなかったものが、面白い試合と面白くない試合を識別できるようになっていくのは、自身に起きている変化そのものが実に興味深かった。
 で、今日フリーペーパーを読んでいたら見かけた、犬用雑貨店の広告写真。
 どーん。
 多分パグ好きの目から見たら何のことは無い写真なんだろうと思うんです。しかし、この手の文化に全く不慣れな目から見ると……いやー、これだからフリーペーパーは止められないなー、と思った。