大川へ
福岡の夏は日没が遅く、晴れていれば午後8時ごろまで薄明るい。なので、3時に出発しても4時間くらいはライトをつけずに走れると思っていた。
途中、大善寺の玉垂宮に寄ってお参り。境内には誰もおらず、しんと静まり返っていた。鬼夜の時、境内はとても広かったような気がしていたのに、それほど広いようにも思えなかった。ここで本当に鬼夜が行われたんだろうか? 鬼夜の時のことを思い出すと、何だか夢だったような気さえしてくる。
玉垂宮から大川目指して南下していると、大川鉄道蒸気機関車を見つけた。ラッキー! 思っていた以上に小さい機関車で、おさるの汽車のよう。ついでに廃線跡も遺してあったらいいのに、と思ったら701号線沿いに線路を模した遊歩道が整備されていた*1。
石畳なので振動が激しい*2のが少々ツライが、前を見ても後ろを見ても延々続く線路模様の石畳が嬉しくて仕方ない。
三潴町を過ぎて城島町に入ると線路模様の石畳は途絶え、こちらの石畳に替わった。
この石畳、瓦で出来ている。実は城島町は瓦の生産で有名な地域であり、石畳にも特産の瓦を使ったということなんだろう。
玉垂宮を出て1時間経ったところで、ようやく大川市街へ到着。ゆめタウン*3で休憩。棒アイスを食べたらボトボトこぼす。棒アイスを綺麗に食べられるのが大人の証と思っているのだが、一体いつになったら私は大人になれるんだろう。
1時間ほど休憩して、帰路。帰りは道を間違えたのが良かったらしく、1時間ほどで自宅に到着*4。
出かける前までは物凄く煮詰まっていたのだが、帰宅すると憑き物が落ちたようにさっぱり穏やかになっており、煮詰まっていた仕事もサクサクと進んだのだった。今日は行って良かった。自転車を買って本当に良かったな、と何回目かまたそう思った。