ラップってなんだ

 実はラップミュージックが苦手だ。ラップミュージックに付随している暴力性やファッションも苦手だ。日本語ラップはもっと苦手で、韻を踏んでても踏んでいなくても特徴的なダラダラーッとした感じや、(ラブソングの)演歌じみた歌詞世界も苦手だ。ところが、ここ数年で「これはラップだ」とアイデンティファイした物の中に、「これは好きだ」と思うものが少しずつ溜まってきた。
 ところで、同輩はラップミュージックが好きらしい。私達は各々が好きな曲をBGMにかけることがあるのだが、彼女は私のかける音楽をあまり好まない。そこで、私が「これはラップで、私はこの曲が好きだ」と思ったものを彼女に色々聴いてもらって、私と彼女の妥協点を探ってみることにした。
その結果、反応が良かったのはAsian Dub Foundationの「Fortress Europe」*1。残りは微妙。可笑しかったのは、Beastie Boysの「Sabotage」*2をかけた時で、同輩は爆笑後「白人*3の素人ですか?」と一言。うーん、私も昔聴いた時は「ラップだ」と思っていたけど、今聴くとちょっと違うよなコレ。好きだけどね。
 彼女はお返しにと2pacを聴かせてくれた*4「天才だと思う」と言っていたが、あまりよくわからなかった。そのうちわかる日が来るかしら。
 あと、これを書くにあたってwikipediaの「ラップ」の項を読んでみたら凄くわかりやすくて胸のつかえが降りた。ライムというのは喋りの中で韻を踏むことで、あの喋りには、曲の拍に合わせる方法と合わせない方法と2つあるらしい。ライムとは何かが本当にわからなくて気になって仕方なかったので、ちょっとスッキリ。

*1:Fortress Europe」はこちら↓。

*2:こちら↓が「Sabotage」。   メンバーの仮装も同輩の笑いのツボに入ったらしい。

*3:彼女は英語を聞くと、その言葉を黒人が話しているのか白人が話しているのか大体わかるらしい。

*4:聴かせてくれたのはこれ「Unconditional Love」。↓