lem at 深草(博多)

 結構ギリギリの時間に福岡市内に入ったのに、イムズでシュヴァンクマイエル展に寄ってしまったため(後述)、かなりギリギリギリに会場到着。普通の古い住宅街の中に深草はあった。3年くらい前に住んでた家*1にそっくり。こんなトコで電気を通した音を出したら御近所にだだ漏れるだろうから、いくら遅くても8時には終わるなと推測。
 案外人が入っていて、崩した姿勢で聴くにはちょっと厳しい雰囲気。しかし畳で天井が高くて、黒っぽく経年変化した柱や床を見ているだけで気持ちが和むというのは確かにある。ライヴをする側もそうだったらしく、曲間にちょこちょこMCが入ってゆる〜い雰囲気。曲は先日のラウンジサウンズの時に聴いたものがほとんどだったが、The Smithsの「ask」のカヴァーも入り嬉しかった。そういえばこの人、この前のライヴの時にはモリッシーのTシャツ着てたもんなあ。相変わらず静的な粘液っぽい音だなあと思ったが、照明が明るかったせいか、それほど沈み込む感じではなく聴く。
 7時半ごろには終了。どうも近隣はあまり街灯がない様子で、完全に日没すると真っ暗*2になってしまいそうだったのでさくっと帰る。帰り、橋を渡ろうとしたら「御笠川」と看板があった。おまえかー! しょっちゅう溢れて博多駅を水浸しにするニクイ奴は!! ってんで撮影。液体っぽい音を聴いた後だったので、妙に水が気になったというのも有るような無いような。
 あとこのライヴ、チケット1200円でドリンク・CD付だったので、ドリンクには一切期待していなかったのだが、ビールが飲めて驚いた。採算とれたんか?っていらん心配。

World Won't Listen

World Won't Listen

*1:築20年と聞いていたのに、大家さんの話から築30年あまりと判明した木造住宅。正確な築年数は不明。共同住宅なのに床の間がある素敵な部屋で、隣も階下も音漏れまくり、階下の住人の読経まで聞こえる漏れっぷりだった。

*2:福岡は日の出が遅い分、日の入りも遅い。夏は夜8時頃まで明るかったりする。