九州遺産

 自転車用地図として、バイカー向け地図が使えると聞いたので、早速本屋へ。驚いたのだけど、今は様々な用途に即した地図があるのですね。自転車用の地図もあった。ただし大阪・東京用で、私には必要なかったけど……頑張れ九州!
 で、地図やら観光ガイドコーナーをうろうろしてたら、この本が平積みされているのを見つけてつい買ってしまった。本はできるだけ買わないように心がけているのだけど……まあたまにはいいわな。
 この本は九州に現存する日本の近現代の建築物を紹介した本で、1件につき2〜4ページ使って写真+簡単な概要と説明が載っている。遺産ランクも紹介されていて、先日の軍艦島シンポで紹介されていた報告書の結果に基づき作成された本なんだろうな*1、報告書を見に行く手間が省けたわいと思った。
 この本の特筆すべき有用な点は、アクセスの方法と見学できるかどうかの情報がついていること。おお、これを見ればアクセス方法を一生懸命調べる苦労はないってわけね*2! これを見ながらどこに行こうか計画を立てるのは結構楽しい。
 しかしこの本、ここ一年私が一番行きたい某有名造船所址や某炭鉱寮などは掲載されていなかった*3。どういう基準で選ばれているのかは不明。続刊されるのかしら? 是非とも続刊していただきたいが。

九州遺産―近現代遺産編101

九州遺産―近現代遺産編101

*1:http://d.hatena.ne.jp/hamahn/20050821#p2

*2:調べるのも楽しい作業ではあるので、こういう便利な本があるのはいいことなのかどうかは微妙なところでもある。

*3:巻末に「next110」という章があり、そこに名前だけ載っていた。