二人のため世界はあるの

電車の中で老年精神医学の概論書を立ち読み。かなり本気で読まないとわからない内容で、一生懸命読んでいたのだが、疲れてふと視線を上げると、私の前に立っていたカップルがキスしていた。どうかすると私も混じれるんじゃないかと思うくらい(やや言い過ぎ)、目と鼻の先の至近距離で。
本の内容にどっぷり浸かっていたので、本の世界と目の前の現実とのギャップにぽかんとしたが、凝視したり動揺したりせずに平静を装うことができた。私も大人になったもんだと思った。
しかし、朝8時ですよ? ♪ふ〜たり〜のため〜、せ〜かいはあるの〜が頭の中で流れてそりゃもう(笑いをこらえるのが)大変なことに。