死体と私の部屋

しばらく(3日〜1週間くらい)家を空けていて帰宅した。
関から一番遠い部屋にあるステレオが、ゾッとするような気味の悪い音楽を鳴らしていて、即消した。主がしばらく不在だった家で、何故音楽が鳴っているのか? 誰かがここにいたということか? 豆電球の明かりのみついているというのも空恐ろしさを助長するので、急いで蛍光灯をつける。

な夢を見たなと思いながら、午前中台風で家に足止めされていたのでうたた寝をしていたら、また夢を見た。

宅にてトイレに行こうとすると、トイレの隣の、窓を閉めきって真っ暗な座敷(実際には存在していない)に置いてあるTVが、つけた覚えがないのについている。人をいたぶりながら殺していく(生きたままナイフで少しずつ解体していく。解体される側の弱々しい悲鳴入り)過程や、赤ん坊の死体が徐々に腐っていく映像が映っている。音はノイズミュージックのような音楽が鳴っている。映像に一貫性がないことから、映像よりむしろ音楽が実はメインで、PVのようだ。
けた覚えのないTVが暗い部屋の中で隠惨な映像と音楽を鳴らしている気味悪さで、部屋に入ってTVを消す気にも鳴れず、さっさとトイレに入るが気味が悪くて軽く動悸がする。

似たような嫌な夢を見たなと思いながら一旦起きて洗濯機を回し、再びうとうとしていると、突然不快な音が聞こえてきた。よく聞くと、気味の悪いアレンジのミッキーマウスマーチだった。ざわざわと波立つココロ、軽くうなされるわたくし。
近就寝時のBGMに使っているCDは、dipの「il faut continuer. 002.to here never come」なのだが、途中でいつも眠ってしまうので、この曲*1(最終曲)の存在を知らなかったのだ。
案外、このメロディーを深い意識のところで知覚→変換した結果があのような夢に繋がっていたのではないかと考えたりする。

*1:同アルバムのM.Mという曲。M.Mとは、勿論Mickeymouse Marchのことだろう。