メルトダウンと医療崩壊

新型コロナ「軽症」で自宅待機の男性が死亡 (4/22 産経新聞

 埼玉県は22日、新型コロナウイルスに感染し、軽症と診断されて自宅待機していた県内居住の50代男性が21日に死亡したと発表した。容体が悪化し、入院予定だったという。男性の居住地などは明らかにしていない。

 

感染確認の看護師勤務させる 大阪の病院 看護師が“院内感染”の実態を明らかに4/23 読売テレビ

 これまでに120人以上の感染が確認されている大阪市A病院で、看護師の陽性がわかった後も病院で勤務させていたことがわかった。病院に勤める看護師が“院内感染”の実態を話した。

  昨日も今日も、首都圏でこの手の「自宅待機中に死亡」とか「変死した人コロナウイルス陽性」のニュースが続いている。医療を必要とする人が医療を受けられない状態が起こっている。何だかモヤモヤしていたところで、人手が足りず感染した看護師が出勤させられていたニュースを聞いてはっきり認識する。

(あれ、もしかして医療崩壊が起き始めてる?)

 でも、ニュースでは医療崩壊が始まったとは言わないしな。と思ったところで、東日本大震災時の福島原発のことを思い出す。福島原発の水素爆発も、ベント(格納容器の外へ気体を放出する作業)をしたとずっと言っていた。後で骨だけになった建屋を見て、「これ爆発だよね? 格納容器はどうなったの?」と思ったものだ。でも、長くメルトダウンという言葉での報道は長くなされなかった。

 多分医療崩壊は始まっているんだけど、その言葉は出さずに、起こっていることを察しろということなんだろう。これからどうなるかなあ。