ホーチミン市内を歩く

 タンソンニャット国際空港近くのホテルに泊まっていたので、夕方の自由時間に周辺をぶらぶら散策する。今は雨期なので、雨が降ると途端に道路が冠水して足首ぐらいまで浸かると聞いていたが、全然そんなことはなかった。天気はずっと曇り空だが、小雨がパラパラと降ってはすぐ止む感じ。バイクも車も、クラクションを鳴らしながら走っている。鳴らしてはすぐ止むので「どけ!」というより「後ろから私が来てるよ!」という注意喚起のクラクションのように受け取れる。
 不快なほどではないが、蒸し暑い。じっとりと汗ばんでくる感じ。google mapで評価の高かったフォーを食べられる食堂に入ったが、フォーはなかった。大皿から自分の食べる分だけを取って食べる形式の食堂。ビールを出してくれ、と英語で伝えるが伝わらなかった。謎のカボチャ汁と骨が残っている肉団子(美味しかった)と、バッサバサで全然美味しくない米飯をかきこんで夕食。これで3万ドン(150円)。安いなあ。バックパッカーが東南アジアを旅する理由を、実感として理解できたような気がする。