ホーム感

 仕事の出来が悪く、とぼとぼと帰路。名古屋まで出てきたついでに、Lillies and RemainsのDVDを買って帰ろうと思い立つ。よく道がわからなかったが、何となく歩いていたら到着。閉店時刻寸前の小さなレコードショップには、客は誰もいなかった。LilliesのDVDが欲しくて来たと言うと、再入荷したらしい一連のリリーズ作品を見せてくれたので、ついでにカバーアルバム購入。これ、なかなか売ってないんだよねえ*1
 店長さんは気さくな人で、Lilliesの話やNEW WAVE昔物語を色々してくれた*2。何だかそれで大変生き返ったような気分に。実家に帰ったような安堵感というか、実家より安堵感すごい。何このホーム感。まだ来店2回目なんだけど。
 しかし一番興味深かったのは、NEW WAVE話より店舗経営に纏わる四方山話だった。マンションの一室にあるレコード屋さんて、昔は行くのが怖かったものだけど、店員も怖いらしい。言われてみれば、変な人や強盗が来ても逃げ場がなく助けも呼びにくいので、そりゃ怖いわなあ。何かをキメている感じの人が来たりすると、本当に怖いらしい。
 最近の先祖返りのような「そのまんまNWな音の若手バンド出現」について、親の影響が大きいのだろうと話していて、妙に納得。何故今になってこういう音のバンドがポコポコ出てきたのだろうと思っていたが、そこか。

*1:Amazonにならあるが、新譜を買う時は極力リアル店舗で買うようにしている。

*2:店長さんは「Lilliesは活動歴の長いバンド」と位置付けて話している感があった。まだ若手バンドのような印象が強いが、ホームページによれば結成9年目。意外と長い。