「アディクションとしての自傷」松本俊彦
爪噛みや抜毛は、単に習癖というには少し違うような気がする。嗜癖の要素があるし、広義の自傷ではないか。そのようにうっすら思っていた。その「うっすら思っていた」ことに確信を持たせてくれた本。あちこちに書いた記事を1つにまとめた本らしく、章ごとに内容の重複が多くてお得感は低いが、様々なコンテンツ*1と自傷との関連性がデータおよび豊富な参考文献と共に語られていて面白かった。しかし、摂食障害が自殺率の最も高い精神疾患だというのがちょっと納得いかない。「総患者数に対しての自殺者数でいえば」ということだろうか。この辺は再度確認が必要だろう。
アディクションとしての自傷‐「故意に自分の健康を害する」行動の精神病理‐
- 作者: 松本 俊彦
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- 作者: アルマンド・R.ファヴァッツァ,松本俊彦
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