物言わば

 上司から生牡蠣の美味しさについて熱く語られる。
 私、牡蠣は好きだが生牡蠣はどうも駄目。手のひらより大きな岩牡蠣を食べたこともあるけど、食感が副鼻腔炎がひどい時の鼻水を連想させるのだ。軽い塩味なのもますます鼻水を想起させるし。
 「鼻水に似てますよね」と、喉元まで出かかって堪えるもどかしさ。今の環境では(仕事の利害が絡まない)友人がいないので、エロと下品話をできる人がいないのがつらい。だんだんしなくて済むようになるのか、やがて積もりに積もって爆発するのか、未来はどちらだ。