メガネは顔の一部です(下見編)

 今使っているメガネは10年以上の年代物で、レンズもフレームもコーティングが剥げてボロボロ。流石にあんまりなので、ついに買い替えを思い立ったのだが、久しぶりに買うとなると色々欲が出る。PC作業時間が長いから、PC作業用に近距離が見易く・ブルーライトをカットしてくれるメガネと、普段使い用のメガネ2つ買うことにしようか。
 そして今日、天神へ研修に出かけたついでに複数のメガネ屋へ下見に行った。警固とコアのメガネ屋さんは非常に応対が良く、物凄く勉強になった。以下、わかったこと。

  • セルフレームと呼んでいるフレームには、実はプラスチック(アセテート)とセルロイドフレームがある。
  • プラスチックは変形しやすい。セルロイドは可燃性の問題があるので使用は限定的。プラスチックよりも発色が良いという特長がある。
  • 遠近両用のように「上部は遠くを、下部は近くを」見られるように加工されたレンズがある(プラスチック)。
  • ガラスに比べてプラスチックレンズは強い度数に加工しにくいが、今時のプラスチックレンズは大分向上している。でも、やはり未だに強い度数はガラスの方が得意。
  • セル(プラスチック)フレームの鼻当ても調整できる、その場合はデフォルトで着いている鼻当てを削ってから調整するらしい。
  • 私の現在のメガネはプリズムが入っているかもしれない。プリズムを入れると焦点が合いやすくなるらしいが、新メガネで入れることの可否は眼科で相談する方が良い。
  • ブルーライトカットのメガネが効果を示すかどうかも、眼科で検査+相談してから決める方が良い。
  • 「瞳のデパート」本店に入ったら1階の受付で「何をしに来ましたか」と訊かれる。何って……ちょっと怖かった。会員制のお店にうっかり入っちゃった一見さんの気分だったわ。
  • 「世界中から買いに訪れます」と謳っていた夢のレンズは、通常のメーカーレンズの3倍近い値段がする超・非球面レンズだった。

 で、フレーム+レンズの見積もりを出してもらったところ、7万前後と算出されて驚愕。予算の1.5倍の値段に驚きのあまり鼻ちょうちん出るかと思った。3店回って、どこも6-7万で大差なし*1。これじゃあ2つもメガネは買えない。そして帰り道、駅ビルに入っているメガネ屋に寄って同じように見積もりを出してもらったところ、こちらは35000円程度だった。こちらはフレームの価格もレンズの価格も先ほどのお店の半額程度。何故こんなに値段が違うの? フレームは違うメーカーの物だったのでともかく、レンズは同じメーカーのレンズなのだが。条件は前の店と同様にしたのだが、質が違うのか? 人件費の上乗せがあるのか?
 ちゃんとこだわって買おうとすると、奇々怪々な世界だぜメガネ。そして、自分はメガネに対する偏愛があるのだろうかと考えたが、megane questionsというバトンの回答を見ていて考えを改める。メガネに対するこだわりや偏愛は全然ないわー。メガネでいることへの拘りはあるんだけど、メガネ自体に対するこだわりは全然ない。

*1:瞳のデパートはやや安めだった。