乳がん検診を受けてきた

 乳がん検診が職場であるというので受けてみた。自己検診の仕方がわからずこれまでチェックしてこなかったし、気になっていた検診だったので受けられて嬉しい。で、今回の目玉はマンモグラフィだった。受けた人皆が「痛い」「胸を潰される」等、憂鬱そうに言うので、これだけはちょっと緊張していた。
 乳がんの検診車に入ったのは初めてのことだったのだが、内装がやたら明るくて驚く。マットも検査服も更衣コーナーのカーテンもピンク。検診車内のスリッパは薄紫のボアスリッパで、脚の甲に当たる部分に花がついている。マンモグラフィのある一角の壁にはピンクの花が一輪挿してあった。勿論スタッフは全て女性。おお、こんなにホンワカした雰囲気の場所で検査を受けるのは初めてだ……。こういう配慮をするものなのかときょろきょろする。そして、いきなりマンモグラフィに回される。一体どんなものなのかと思っていたが、台の上に片方ずつ胸を載せる*1と、台と平行な位置にある板が下りてきて胸を潰すのだった。この台は回転するようになっており、上下と左右に片胸ずつ潰して撮影していくので、計4回潰し体験をすることになる。潰す時はスタッフがついていてくれて、潰し具合を調節してくれる。「痛かったら仰って下さいね」と言われたので「(我慢できないほどじゃないけど)痛いです」と言ってみたが、あっさり流される。言っても言いっぱなしって、麻酔なし時代の歯医者かよ。しかしマンモグラフィは思ったほど痛みのある検査ではなかった。注射や採血に比べれば余程マシ。
 マンモグラフィの次はエコー検査。エコー用のジェルがエコーの機械から出るようになっており、検査者と被検査者の身体接触を極力避ける作りになっていることに感心する。なるほど、このようにして検査者被検査者の精神的負担を減らす配慮がなされているのだな、自分の仕事に(相手の負担を減らすために何ができるか?)ついて色々考えた。

*1:乗せるほど胸がない人はどうするんだろう? と本気で不思議に思った。背中や腹から肉を集めてきて乗せるんだろうか? ジェーン・バーキンはこの検査受けるの大変だったんじゃないかしら。