相席
ゲストハウスの居間でビールを飲みながら明日の予定を確認していると、同室者の台湾人と相席になる。彼女は日本語が少しと英語は達者だったので、私は片言の英語と多数の日本語を使って国際交流。何かのはずみで「私の母が台湾に行きたいと言っているのだが、観光するなら何処がおススメか?」と尋ねたら彼女に火がついた。怒涛の勢いの解説、話すわ書くわ*1、私は彼女の話をメモしていたのだが、私が書き終わらなくてもどんどん喋る。彼女の話を聞いているうちに段々台湾に行ってみたくなり、母にというより私に有益な情報をメモするようになっていた。彼女の解説から得た話を要約すると以下の通り。
- 太魯閣(たろこ)峡谷は絶景。台湾に行くなら外せない。
- 夜市は色々あるが、お勧めは師大夜市。士林夜市は観光化され過ぎているし、龍山寺夜市は殺した蛇を吊るしていたりしてちょっと柄が悪い*2のであんまり。
- 師大のそばには青田街という戦中の日本人街が今も残っている。
- 「落花生豆腐の入った甘物(食べたい)」の名前は落花豆花。
- バス?だか地下鉄?が午前2時頃まで走っているので、移動には困らない。
- 台湾の言葉と中国の言葉は、標準語と沖縄言葉くらい異なる。
- 蒋介石は台湾に来て、日本人の建てた建物を壊していった。そして大陸の言葉を台湾人に強要した。
- 自分としては蒋介石の評価は微妙。
- 故宮博物館は、蒋介石が奪ってきた清朝の宝物が集められている。このことも彼の評価に影を落としている。
多分2時間くらい話していたと思う。台湾の魅力について、流暢に話す彼女を見て大変感心する。彼女から福岡の魅力について尋ねられたが、私は十分に説明できなかった。私は福岡が好きだけど、その魅力を客観的に捉えきれていないことに気がついてちょっと愕然。