藤田ポカムス・倉地久美夫 投げ銭ライヴ at café bar gigi(福岡)
ほぼ1年ぶりの倉地さん。大変楽しみにしていた。
楽しい待ち時間
絶対混むと思って1時間前に入ると、まだガラガラだった。あらら拍子抜け。
gigiの向かいの公園では盆踊りの櫓が立っていた。踊って来ようかと思ったが、もう終わったらしいとのこと。あららら。しかし、待ち時間に注文したキムチと焼酎は美味しくて気分が良い。待ち時間のBGMはゆらゆら帝国の「空洞です」。うわー、気持ち良い要素が全部揃ってる! ニコニコとほろ酔いに。
開演時刻間近になるうち、あれよあれよと人は増え、店内ぎっちりに。20人くらい入っていたか? 幻一郎が来ていた。
藤田ポカムス
ゲッターロボ(多分)のTシャツを着た、痩せ型の眼鏡男子の弾き語り。あそこまで細くないが、藤岡メガネを思い出す。緊張が高そうで、知り合いと話している時も全然視線が上がってなかった。
二日市とか春日とか大野城とか太宰府とか、あの辺の風景を歌った歌が多い*1。ゴールデンバットを勧められた歌の叙情性、派遣会社の歌のやるせなさが笑いに転化されているところは印象的だった。珍妙な状況ややるせない状況を笑い飛ばしたくてブログを書く時が私はあるけれど、同じような意図で作られる歌があるのかもしれない。
藤田さんはバンドもしておられるそうで、バンドのベースの方は太宰府天満宮の仲見世「寺田屋」で働いておられるらしい。今日は寺田屋さんの宣伝(?)で梅ヶ枝餅を配っていた。「太宰府天満宮に行かれる時、梅ヶ枝餅を買うなら寺田屋で!」とのこと。そして、しばしば配っているらしく「今日は人が多いから足りないな、普段は1人2個くらい配ってるのに……」という発言が可笑しくも切なかった。
倉地久美夫
店内が狭いこともあり倉地さんのすぐそばまで客が詰めている状態だったのだが、すぐそばで演奏をじいっと見つめる男子が目立った。
歌にならなかった *2詩の朗読と曲を交互に披露というレアな構成。詩はモリソンホテルを思い出すようなコネタから、いつもの女の人*3が目立つものまで。JOJO広重の言葉は曲に乗せず読む方が私にはグッと来るのだが、倉地さんの場合は歌になっている方がよく響くのだなあと思ったりなんだり。しかし、開演前から気分良くお酒を聞こし召したせいで、この頃になると私はすっかり出来上がってしまっており、殆ど内容が頭に残らなかった。嬉野秘宝館に警察の指導が入り、一部アトラクションと展示物が撤去されてしまったという話は気になった。早めに観に行かないと、本当に見られなくなってしまうかもなあ。
時間配分は藤田さんが45分くらい、倉地さんが1時間とちょっとくらい。もう少し聴きたかったけどgigiは結構音漏れするそうなので、11時には止めないとまずいのかもしれない。ちょっと短過ぎて全く物足りなかったが、非常に良い気分で酔い、ふらふら帰路に就いた。