爆音列島7〜9巻
暴走族になった少年の話。不良も走り屋も興味がないのだが、この漫画はついつい読み進めてしまっている。この漫画に私が魅力を感じる点は2つあり、1つは汗や埃や、湿った布団の感触や、シンナーや夜の道のにおいや、そういうものが鮮烈に想起されるところ。妙に生々しくて、湿度を感じるのよねー。音楽も本も、湿度高めのものが好きです。そして2つめは、暴走シーンの魅力。エンジンがかかった(っていうんですかね?)瞬間、走っている時の高揚が手に取るように伝わってくるのがたまらん。ライヴでギターがジャーン!と鳴った瞬間に目の前がざあっと開けるような、今アドレナリン出た!という体験をたまにすることがあるけど、多分その時の感覚と近いのだろうと思っている。
最近家の近所のレンタルビデオショップの貸本サービスを利用するようになり、そのサービスのおかげでこの漫画もまとめ読みできたのだけど、漫画のラインナップが映画アニメドラマ化されたものとヤンキー・闇社会物ばかりなのがちょっと不満。「聖☆おにいさん」とか読みたいんだけどなあ。レンタルビデオ店の商品ラインナップは客層に合わせて変更するという話を聞いたことがあるが、やっぱりそっち系の住民が多い地域ということなんだろうか。
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