泣けた
http://haine.blogtribe.org/day-20080312.html
子供の頃、男の子の家に遊びに行くと便器が凄く汚かったりびしょ濡れだったりしてドン引いたことはあるし、男性の排泄行動の方法一部始終を知った時には確かにショックだったが*1、しかしまあそんなに延々書くことかね? と思ったらこのオチ。
じゃ、そろそろ、座ってみようか?
座って、コトを遂げてみようか。
便座もイイ頃合にあったまってるよー。
ってことを、昨日の夜勤で必死に入院患者のおじいちゃんに訴えたんですけど、
「いや、立ちます」
の一点張りで、
何コレ震度5?くらいのガクガクした足取りでトイレに行き、
あと一歩でグランドスラム!っつー 志し半ばでね、
すげぇ切羽詰った様子を見せまして、
私も慌ててしゃがんで彼のズボンを下げつつ、
便器までの若干の距離感に、
「お願い!田中さん、もう一歩前へっ!」
って声援を送ったんですけど、掛け声 虚しく、
田中さん、淡い放物線を描きつつ、若干の飛距離を出しながら、
僭越ながら、私の白衣が桜木花道並にリバウンドを取らせて頂きまして、
ほんとリバウンドを制する者は試合を制してた。
もうね、泣けた。
そうなんだよ年取ると尿が便器まで飛ばなくってねー。便器の手前っつーか、用を足した本人のズボンが尿でびしょ濡れになってしまうのよねー*2。スタッフとしては座って用を足して欲しいんだけど、患者さんとしては人生70年以上立って用を足してきているんですもの、今更「座ってして下さい」と言われても困るんだろうな、とは思う。おまけに認知症があれば理解力が低下しているので、こちらの指示に従ってもらうのは余計に難しくなる。
指示がうまく通らなくて(本人の)ズボンが尿でびしょ濡れとか、それを着替えてもらうのに一生懸命なだめながらズボン脱がせたりとか、着替えたばかりなのに立ち上がった勢いで排便して*3またズボン汚してもう一度着替えてもらったりとか、何度も脱がされたり着させられたりさせられるもんだから、利用者さんが物凄く不機嫌になってしまったこととか、仕事を始めたばかりの頃のこと*4を色々思い出してしまう。
今の男の人は、半数が座って用を足すとのデータがあるそうなので、これから50年後の介護は上記のような苦労は多分ずっと減るだろう。いいなー未来。