少し落ち着いてきました

 コムスンの例のニュースでフリーズしていた頭が、少しづつ動き始めた。サービスを受ける側にとってもサービスを提供する側にとっても、未来は暗いよな介護業界。と薄々思っていたものが、具現化し始めたのを目の当たりにして激しくショックを受けてしまったのだと思う。介護関係の政策は何度も転換されているし、具体的な制度も結構複雑怪奇でまだ頭の中の情報が整理されないのだが、もう少しすれば更に整理も進むことだろう。
 今は介護予防という言葉が大ブームだが、人は絶対老いて弱くなっていく。病みもする。よく、ピンピンコロリやポックリ逝きたいという言葉は個人の間で聞くが、国が介護予防(ピンピンコロリ)を政策として推進しようとする今の状況は、裏には(足腰立たなくなったら知らんよ、病気になったら知らんよ、勝手にして)というメッセージが含まれているように思えて結構ゾッとする。
 ここに今の年金トラブルを絡めて考えると、老後の危機は放置する気満々で、おまけに老後の生活費(年金)は「税金と一緒」とか言って納金を義務化しているくせに管理と支払いは杜撰って一体どういうつもりじゃああ! と、考えるより怒りが先に立ってしまって、俄か運動家になってしまいそうなので、まだ絡めて考えないようにしている。