銭湯に行こう

銭湯と私

 生活の一部をワタクシ担っております、という佇まいの地味な銭湯がたまらなく好きだ。古くて木造でばっちり床が磨き上げられていたりしたらもう最高*1。しかし、そういう銭湯が正月三が日から営業しているとは期待できないので、研究室近所のスーパー銭湯へ行くことに。ここのスーパー銭湯には徹夜明けでズタボロの心身を何度も温めてもらったし、後輩と一緒に入りに来たこともある、なかなか思い出深い銭湯なのだ。早速電話してみると「現在使われておりません」のアナウンスが。……潰れてるよ! 私の思い出が。仕方ないので、美利達ちゃんで20分ほどかかるところにあるスーパー銭湯「遊心の湯」に行くことに。ついでに帰りに自転車屋に寄って防寒用の手袋買おう。

いきなり美利達ちゃんトラブル

 ほぼ2ヶ月ぶりに美利達ちゃんに跨ると、何故かペダルが空回り。……アレ? 変速機をいじってみたりするが、さっぱりウンともスンともいわない。なんで〜?? とりあえず、自転車屋へ先に行くことにする。ボロボロの姿で行くのは嫌だが仕方がない。自転車屋に行くと、いつもの兄ちゃんがにこやかに見てくれた。すると何事もなかったかのようにクルクルと動く美利達ちゃん。ふざけんなよおめーよお、と内心自転車を罵倒するが仕方ない*2。手袋も購入。何だか兄ちゃんの視線を感じるような気がするので、「えーと、これから風呂に行くんです」ととりあえず言ってみると「ああ、それで……」との返答。えーと、兄ちゃんそのコメントはやはり私尋常じゃない雰囲気があったということなんでしょうか。

ようやく風呂

 今年の正月はトラブル続きで散々だなあと思いつつどうにか風呂へ到着。風呂は凄く良かった。露天と泡風呂、サウナと一通りあるけどちと狭いような。洗い場が多いのと、露天が熱めのとぬるめのと二種あったのは良かった。私はすぐにのぼせてしまってずっとぬるめの露天に浸かっていた。入浴前に十分な水分摂取をすればのぼせないで済むのかも。あと、露天は凄くいいんだけど肩が冷える。足を出して肩を沈めるというのもやってみたが、他にも人がいるとやはり気まずくてひっこめざるを得ない。
 結構人が多かった*3のだけど、スタッフがクルクルとまめに巡回し、脱衣所や洗い場の清潔を保っている感じ。物凄く忙しそうなのに、ちょっと尋ねても対応はにこやかだし、ああこういう人がいるから正月から風呂に来れるんだよなー、としみじみ感謝したのだった。湯上り、ガクンと右腕が重くなる。ああ、結構酷使してたから風呂で力が抜けたせいかもなーとちょっと思った。
 上の写真は脱衣所にあった青汁の看板。地方のひなびた温泉にある看板ぽくていいなあと思ったので撮影。ミネラルたっぷりだそうです。



*1:今までで一番印象に残っている銭湯は、福岡に引っ越してくる数日前ginpeさんに連れて行ってもらった大学近隣の銭湯。木造、ドライヤーは10円入れないと動かないやつ、トイレは外の縁側伝って行ったところの汲み取り式(でも臭くなかった)、風呂場には富士のペンキ絵! もう何もかもが最高だった。引越しが完了した直後、送別会出席のためginpeさんに回収してもらったのだが、埃と皮脂にまみれてあまりに汚いので、確か頼んで連れて行ってもらったんだと思う。何て銭湯だったか今調べてみたのだがよくわからなかった。もう廃業してしまったんだろうか。

*2:どうも、ギアからチェーンが外れていただけらしく、ペダルを回しながら変速させればすぐ直ることだったらしい。

*3:以前もう少し遠くの公衆浴場に行った時、入浴客が髪もタオルも湯に浸けまくってて嫌だなあと思ったのだけど、ここはそういうのがなくて気持ちが良かった。