禍福は糾える縄のように

 職場の高齢者施設にて。私より頭1個分くらい背の高い大柄な男性利用者を抱えたところ、抱えきれずにバランスを崩して利用者と共に転倒した。高齢者はちょっとした転倒が骨折などの重大な怪我を引き起こすので、施設は転倒の防止に大変気をつけている。勤務5年目で初めて自分が起こした重大事態に激しく動揺。幸い、転倒させてしまった利用者の方には怪我も痛みもなかったようだが、自分の仕事の仕方や立場について色々考える。
 その後、気にかけていた別の利用者の方が楽しそうに碁に興じる姿を目撃する。碁をするようになっているという話は聞いていたのだが、実際に目撃するのは初めてで、良かったね、良かったねえとちょっと救われたような気持ちに。

 夜は研究室に。久しぶりに研究室泊。