昇開橋を観に行きました。

 私が大川方面に出かけているのは、新しいコース開拓のためでもあるが、昇開橋を観に行きたくて、5月21日に大川市である「第20回筑後川フェスティバルin大川」に行きたいからというのが最も大きな理由。昇開橋を見られて、ついでにちょこっと遊んで帰れるなら、こんなに好都合なことはないからねえ。
 今朝も美利達ちゃんに乗って大川方面へ早朝練習。送り風のせいか、何だか調子が良くて自転車がどんどん進む。あっという間に大川市内へ着いてしまうが、まだまだ行ける感じだったのでそのまま進んで行った。
 大川市のメインストリートに繋がる交差点に差し掛かった時、ぽかんと昇開橋が見えた。

うおおおお、昇開橋だ〜!と内心大変盛り上がるわたくし。一度見てしまえばもっと近くで見たくなるのが人情というもので、そのまま更に進むことにした。
 昇開橋は現在遊歩道になっているというので、美利達ちゃんを下に止めて早速上ってみる。近くにヨチヨチ近寄ると、上下する橋げたの麓に管理小屋があって、中からおいさんが出てきてもう少し待っててという。ん? と思ったら、あと15分で橋を下ろすんだそうだ。ラッキー!! 筑後川の上は猛烈に風が強い。びーびーばたばた風にあおられながら待つ。メ、メガネが飛ばされそう……。波立つ筑後川の水は泥水としかいいようのない色で、なるほど有明海はガタ*1だから、有明海では泳げないよ、有明海で遊ぶならガタスキーだよとヂモティ達が言っていたのはこれのことか、と納得。

写真は昇開橋の上から見た昇開橋。ちょっとカニ似。

 いよいよ昇開橋が下りてくるところを見せてもらう。橋はゆっくりゆっくり下りてきていた。ロボットアニメのように、ゴーッと速度をあげて下りるのを想像していたのでちょっと拍子抜け。のどかな動き方だった。おいさんが色々説明してくれるが、あまりよくわからず。滑車の原理を利用して48tの橋を昇降させていること、モーターは15馬力のを利用していたことくらいしかちゃんとわからなかった。せっかく説明してくれたのにおいさんごめん。
 橋を渡った反対側には、地元野菜の産直売所があった。アスパラが欲しかったので物色してみると、くつぞこ*2の煮付けがあった。早速購入。
 再度橋を渡りにかかると、管理事務所のおいさんたちが欄干を拭き掃除していた。実は待っている時に何気なく欄干に触れて、欄干がツルツルしているのに驚いた*3のだが、やはり掃除をしていたのね……。おいさん達の気配りに感銘を受ける。管理小屋のところに書いてあったのだが、昇開橋は通行料や観覧料をとっていないため、維持経費をどうやって確保するかが問題になっているらしい。これ、どこの遺産でも問題になっていることだが、国指定重要文化財になってもやっぱりそうですか。とりあえず頑張って欲しい。通行料50円くらい取ってもバチはあたらないと思うんだけどねえ。とりあえず、私も昇開橋維持貢献のために絵葉書セット500円を購入しようかと思ったが、所持金50円のため断念した。次回来る時には買います。っていい歳した大人が50円しか持ってないというのもいかがなものか。

これは昇開橋遊歩道の入り口にあったバス停のベンチ。昇開橋型になっていて激可愛い。さすが大川、家具の町だけあってバス停のベンチも一味違う!(←?)

*1:多分「潟」と書く。有明海は日本一干潮差の激しい干潟なんだそうだ。

*2:くつぞこという名前とその姿を見た時、有明海のゲテモノ魚かと思っていたのだが、実は舌平目のことらしい。

*3:公園の欄干なんて砂埃でざらざらなのが当たり前ですよね?