ドキュメント日本の公害

 日本の有名な公害を、発生から発刊当時の最新動向までをまとめて紹介している本。10巻程度のシリーズ本であり、私が読んだのは薬害・食品汚染の巻だけだったが、シンプルにまとめてあって読みやすく、適当に興味を惹くような語*1も含まれていて飽きずに読めた。以前読んだ「石炭史話」もそうだが、新聞記者の書く文章は読みやすいのかも。
 カネミ油症やスモンなど、名前だけしか知らなかった事件の概要と経過を大分知った。しかしこれらの記事を読んだ後で飲み食いする、油ぎっとぎとのマクドナルドバリューセットと抗生物質*2はちょっと怖い。

ドキュメント日本の公害 第1巻 公害の激化

ドキュメント日本の公害 第1巻 公害の激化

*1:情緒を刺激するような語を使う。

*2:まだ副鼻腔炎がらみで服薬中。