九州国立博物館へ行く

師匠に連れられて、初めて九州国立博物館へ行った。
傍から見ている分には外装のけたたましさ*1が周囲の環境と実にミスマッチで萎え萎えだったのだが、中は天井が高くて木材を多用しており、なかなか良い雰囲気。
 客が多い。師匠の話によると開館1ヶ月ちょっとの間に来場者は40万人突破だそうで、平日は1万人、休日は2万人の人出なのだそう。半信半疑だったが、確かに師走のデパートのような、博物館にあるまじき大混雑。しかもあきらかに60代以上と思われる高齢者だらけ。ほのかに漂う加齢臭……ウーム。普段弱っている高齢者ばかり見ているせいか、元気な高齢者ってこんなにいたんだ、と妙な感動を覚えるわたくし。
私はゆっくり見て回るのが好きなので、博物館や美術館に行くと2〜3時間の滞在はザラなのだが、今回は師匠が案内役。しかも師匠は以前同一展示を見に博物館に来ている。なので見所と自分のツボにはまったアイテムを紹介しまくる師匠。加えて次に移るスピードも速い。いちいち各小ブースなんか入らない*2。さすがADHD。ごった返す人混みの中師匠の姿を見失わないようにするだけで精一杯で、自分の興味を惹いたものはおろか師匠が紹介してくれるものさえちゃんと見ている余裕はなかった。
中の雰囲気はいいし、ゆっくり回れるように展示室のいたるところに休憩用の椅子は設置されているし、博物館の周囲は遊歩道が整備されている。一日楽しく過ごせそうな感じなんだけど、いかんせん人が多すぎる。次来る時はもう少し人が減って、ゆっくり回れるようになっているといいなあ。何だか疲れた。

*1:屋根が明るい青・外壁は鏡タイプのガラス

*2:ブースに気づかなかったのかも?とちょっと疑っている。「かね・すず・たいこ」ブース見たかったなあああ。