いちごがいっぱい

 冬場は菓子の誘惑に耐えがたくなる季節で、堪え難く購入してしまったのがコレ。普段はいちご味のチョコレートはむしろ避けて通るくらいなのに、冬になると時折無性に食べたくなることがある。チロルチョコのイチゴ味アソート。いちご大福・いちごタルト・いちごプリンの3種入り。「ほしかったら 奪いとってごらんなさいよ」等挑発的なコメント付きの女の子キャラクター付き。
 いちご大福はきなこもちチョコのいちごチョコ版。いちごタルトは王道チロルチョコの一種・ビスケット入りチロルのチョコ部分がいちごチョコに変わっただけでは?という印象。これをタルトというのはちょっと言い過ぎでは?と思った。いちごプリンは三層に分かれており、ホワイトチョコ層にはバニラビーンズ入りでなかなか芸が細かい。しかし、いちごプリンにバニラビーンズって入れていたかしら?


 きなこもちといい、いちご大福といい、いちごプリンといい、いちごタルトといい、チョコレートでチョコレート以外のスイーツを再現しようとするのが最近のチロル路線なんだろうか。チョコレートなんだからチョコレートで勝負したらいいやんと思うが、それをそうしないで小技の工夫で新製品をどんどん送り出していくのが駄菓子らしさなのかと思いもする。これでスイーツ以外の食べ物(味も含めて)もチョコで再現しようとし始めたら、チロルを心から尊敬するなあ。
 ところで、チロルは福岡誕生の会社(菓子)なんだろうか? 西鉄電車によく広告を出している劇団「ギンギラ太陽’s」では、演目コピーに「筑豊生まれの菓子達 ひよこ侍やチロル十円ベエなどが〜」と書いてあるので、福岡は筑豊地区誕生なのかと思っていたのだが、チロル包み紙を見ると、会社の所在地は東京神田なのよね。移ったんだろうか? ギンギラ太陽’sの広告を見たりチロルの包み紙を見たりする度思い出しては疑問に感じる。