共産主義者らしさも出せないこんな世の中じゃ……

菅内閣不信任案を否決 衆院解散、9月の公算大 (共同通信

衆院は15日の本会議で立憲民主など野党4党が共同提出した菅内閣への不信任決議案を自民、公明両党、日本維新の会などの反対多数で否決した。(後略)

  内閣不信任案の各党代表演説を聞いていたら、維新の会が「不信任案に共産党が賛成しているから反対」と言っていて、鼻からちょうちんを噴きそうになった。「公安に監視されている党が賛成している意見には同調できない」というのが理由なんだけど、そんな理由で信任/不信任を判断して良いのか。菅内閣の働きを評価して判断するものなんじゃないのか。

 そして、今の共産党が主張していることはどれも中道左派の真っ当な意見なので、何とも複雑な思いである。共産党が中道を唱えなければいけない世の中とは、なんと余裕が無くなっておかしくなっていることか。共産党が「反米、天皇制打倒、宗教廃絶、造反有理&革命無罪」を声高に叫べるくらいの世の中になっていただきたい。維新もこのくらいのことを共産党が言い出してから「共産党が言ってるから反対」と言わないと、単にケツの穴が小さい集団に見られるぞ。