どさくさに紛れて

 若い頃から今に至るまで、塚本晋也監督が大変好みのタイプである。

 ちょっと良い旅館に滞在していて、4人くらいでお喋りしていた。そのお喋りしている中に監督がいた。監督は私の背後にあるソファに座っていて、私は監督の足元でソファを背もたれにして、床に座っていた。軽く酔っていて良い気分だった。そのうち眠くなったので、監督の脚にもたれた。監督はよけなかった。脛がむき出しでほんのり暖かく、体重をかけても監督が何も言わないのを良いことに、そのままウトウト寝た。あー、私のしていることは痴漢と一緒だよなあ、でも監督よけないからいいか。と思っていた。

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 目が覚めて、何だか大変得した気分だった。いい夢を見た。